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商品別粗利益率

販売価格、単位売上原価、販売数量から商品別の粗利益と売上加重粗利益率を比較します。

価格と原価はJPYで入力し、すべての行で同じ会計期間を使ってください。単位原価は会計方法に従います。通貨換算は行いません。

商品
粗利サマリー

各商品について0以上の販売価格と単位原価、0以上の整数の販売数量を入力してください。計算結果は数値の範囲内である必要があります。

粗利益率の計算方法

1単位あたりの粗利益は、販売価格からその単位に割り当てた売上原価を差し引いた額です。粗利益率はこの差額を販売価格で割って求めます。総粗利益は販売数量にも左右されるため、単位あたりの利益が小さくても数量が多ければ総額が大きくなることがあります。

対象期間について、商品ごとに販売価格、単位あたり売上原価、販売数量を整数で入力します。すべての行で同じ通貨と会計期間を使ってください。単位原価は会計上の配賦方法に従い、配賦された製造費を含む場合があります。そのため変動費だけとは限りません。

結果には粗利益率と総粗利益による商品順位、総売上、総売上原価、全体の粗利益率が表示されます。全体の粗利益率は総粗利益を総売上で割った値で、各商品の率の平均ではありません。

集中度では粗利益の高い順に並べ、全商品行の20%を切り上げた数を選びます。最低1行を選択します。選択行の正の粗利益を全行の正の粗利益で割ります。損失のある行は分母を増やしません。これは入力した商品構成の説明であり、最適な構成を示す規則ではありません。

手順

  1. 同じ期間について各商品の販売価格、単位原価、販売数量を入力します。
  2. 2種類の商品順位、総粗利益、売上加重粗利益率を比べます。
  3. 集中度は選択行が正の粗利益に占める割合として読みます。

計算例

商品Aは単価50、単位原価30で10個販売します。商品Bは単価20、単位原価15で20個販売します。売上はそれぞれ500と400、売上原価は300と300、粗利益は200と100です。

合計売上は900、粗利益は300なので全体の粗利益率は33.3333%です。Aの粗利益率は40%、Bは25%です。正の粗利益に占める割合は66.6667%と33.3333%です。2行の20%を切り上げると1行が選ばれるため、集中度は66.6667%です。

この計算を使う場面

価格、割り当てた単位原価、販売数量が期間中の粗利益にどう関係するかを比べるときに使います。別々の商品順位を見ると、単位あたりの率が高くても総粗利益が最大とは限らないことが分かります。

価格、原価の前提、数量を変えた後に全体の粗利益率を確認します。結果は入力した商品行と金額だけを示します。事業全体の採算を見るには、営業費用や損益計算書の他の項目を別途分析してください。

よくある誤り

全体の粗利益率を求めるとき、商品ごとの率を平均しないでください。総粗利益を総売上で割ります。また粗利益率と原価に対する上乗せ率を区別します。粗利益率の分母は販売価格、上乗せ率の分母は原価です。

すべての行で同じ期間と通貨を使ってください。対象となる販売を表す価格を入力し、一貫した方法で単位原価を割り当てます。この計算は固定営業費用、返品、値引き、未販売在庫を別途差し引きません。

粗利益率の計算式

商品ごと:

1単位あたり粗利益 = 販売価格 − 単位売上原価

粗利益率 % = 1単位あたり粗利益 ÷ 販売価格 × 100

売上 = 販売価格 × 販売数量

粗利益 = 1単位あたり粗利益 × 販売数量

合計:

総粗利益 = 商品ごとの粗利益の合計

全体の粗利益率 % = 総粗利益 ÷ 総売上 × 100

正の粗利益の割合:

商品割合 % = max(商品粗利益, 0) ÷ 正の粗利益の合計 × 100

集中度:

すべての商品行を粗利益の高い順に並べる

選択行数 = 全行数の20%を切り上げ、最低1行

集中度 % = 選択行の正の粗利益 ÷ 全行の正の粗利益 × 100

販売価格が0の場合、粗利益率は定義できません。正の粗利益がない場合、商品割合と集中度は表示できません。損失のある行も全体の計算に含むため、総粗利益が負になることがあります。

前提と制限

計算では対象期間の商品ごとに販売価格、割り当てた単位原価、整数の販売数量を使います。粗利益は限界利益、営業利益、純利益とは異なります。値引き、返品、廃棄、未販売在庫、営業費用、税金は別途差し引かず、通貨換算も行いません。すべての行で同じ通貨と期間を使ってください。費用の分類は会計方法に従います。

用語

1単位あたり粗利益
1単位あたりの販売価格から売上原価を差し引いた額です。営業費用を差し引く前の金額です。
粗利益率
1単位あたり粗利益を販売価格で割った値です。販売価格が0の場合は定義できません。
全体の粗利益率
入力した商品の総粗利益を総売上で割った値です。売上に応じて重み付けされ、各行の平均ではありません。

関連する分析

粗利益率は売上原価控除後の売上を説明します。損益分岐点分析では、売上と限界利益で固定費をまかなえるかを調べるため、異なる費用概念を使います。商品ごとの粗利益から損益分岐点分析へ進む際はこの違いを保ってください。

固定費と目標売上を調べるには損益分岐点計算機を使います。複数商品向けのツールでは、限界利益の前提を使って販売構成を分析できます。この計算機だけでは損益分岐点を求めません。

よくある質問

粗利益率と限界利益率は同じですか?

いいえ。粗利益は会計上の売上原価を売上から差し引いた額です。限界利益は通常、変動費を差し引きます。売上原価に配賦された固定製造費が含まれる場合や、変動費が別の項目に計上される場合、両者は異なります。

全体の粗利益率はどう計算しますか?

入力された全商品の粗利益を合計売上で割り、100を掛けます。そのため商品ごとの売上に応じて重み付けされます。個別の粗利益率を平均する計算ではありません。

集中度の割合は何を示しますか?

粗利益順に選んだ商品行が正の粗利益に占める割合です。全行の20%を切り上げ、最低1行を選びます。損失行も順位には残りますが、正の粗利益の分母は増やしません。

粗利益率が高い商品なのに総粗利益が少ないのはなぜですか?

粗利益率は価格に対する1単位あたり利益の割合です。総粗利益の順位には販売数量も反映されます。単位あたり利益が小さくても多く売れる商品が上位になる場合があります。

単位売上原価には何を入力しますか?

対象期間について会計で使う単位原価を入力します。売上原価には直接費と配賦された製造費が含まれる場合があります。どの費用を含めるかは計算機が判断しないため、商品ごとに同じ定義を使ってください。

関連ツール

損益分岐点計算機は固定費をまかなう売上を調べます。複数商品損益分岐点計算機は商品構成を分析します。CVP目標利益計算機は利益目標に対する価格と数量を検討します。