portfolios.tools

粗利率計算機

商品別の無料粗利率計算機。各SKUの価格、単位原価、数量を入力すると、1個あたりの粗利、粗利率、総貢献額、全体の加重粗利率、そしてどの商品が利益を支えているかが分かります。

商品
粗利サマリー

加重粗利率

36.0%

総売上高

¥50,000

総売上原価

¥32,000

総粗利益

¥18,000

上位商品からの粗利益

66.7%

上位五分の一の商品が占める割合

商品別の粗利
商品1個あたり粗利粗利率 %粗利益シェア粗利率順位粗利益順位
商品 1¥4040.0%¥4,000
22.2%
22
商品 2最高粗利率¥3060.0%¥12,000
66.7%
11
商品 3¥210.0%¥2,000
11.1%
33

粗利率計算機の仕組み

粗利とは、売上から、それを提供するための直接費を差し引いて残る額です。1個あたりでは単純に販売価格から単位原価を引いた額であり、率で見ればその差額を価格で割った値です。商品を比較する際は絶対額より率が重要です。率は、売上1単位のうちどれだけが間接費を差し引く前の段階で実際に手元に残るかを示すからです。

商品、SKU、サービスごとに1行ずつ追加してください。1個あたりの販売価格、1個あたりの売上原価、期間中の販売数量を入力します。単位原価には、販売1件ごとに増えるものをすべて含めてください。材料費、直接労務費、梱包費、入荷運賃、決済手数料などです。家賃、給与、ソフトウェア費は間接費に属し、ここには含めません。次の1個を売っても変わらないからです。

計算機は二つの独立したランキングを生成します。両者の差こそが通常最も興味深い点です。一つ目は1個あたりの粗利率順で、販売1件あたりどの商品が最も収益性が高いかを示します。二つ目は総貢献額順、すなわち1個あたりの粗利に数量を掛けた額の順で、どの商品が実際に最も多くの粗利益を生んでいるかを示します。ある商品が一方の首位に立ちながら、他方では下位に沈むこともあります。

全商品を通じた加重粗利率も表示します。これは個々の率の平均ではなく、総貢献額を総売上高で割って算出します。この違いは重要です。数量が多く粗利率の薄い商品は、単純平均が示唆するよりはるかに強く加重値を押し下げます。最後に、集中度の数値が、粗利益のうちどれだけの割合が上位五分の一の商品から生じているかを示します。事業が一握りのSKUに依存していないかを見極める最も早い方法です。

手順

  1. 商品ごとに販売価格、単位原価、販売数量を入力した行を追加します。
  2. 各行の1個あたり粗利、粗利率、総貢献額を確認します。
  3. 加重粗利率、二つのランキング、集中度の数値を確認します。

計算例

ある店舗が三つの商品を販売しています。商品Aは価格100、単位原価60で100個売れます。商品Bは価格50、単位原価20で400個売れます。商品Cは価格20、単位原価18で1,000個売れます。1個あたりの粗利は40、30、2で、粗利率はそれぞれ40パーセント、60パーセント、10パーセントとなります。総貢献額は4,000、12,000、2,000であり、売上高はそれぞれ10,000、20,000、20,000です。

総売上高は50,000、総貢献額は18,000ですから、加重粗利率は36パーセントとなります。三つの率の単純平均は36.7パーセントとなり結果を過大に見せることに注目してください。加重値は売上高で重み付けされており、商品Cはわずか10パーセントの粗利率で売上の五分の一を占めているのです。ここでは商品Bが両方のランキングで首位ですが、二つはしばしば食い違います。注目すべきは商品Cです。売上高では商品Aと並びながら粗利益は六分の一しか生んでいません。したがってこの商品の価格をわずかに上げるか原価をわずかに下げれば、他のどこで同じ変更を行うよりも加重粗利率が大きく動きます。

この計算機を使う場面

どこに注力するかを決めるとき、すなわちどの商品を販促し、どれを値付けし直し、どれを終売にするかを決めるときに使ってください。価格改定の前の出発点としても適しています。1個あたりの粗利を数量と並べて見れば、どの商品が価格変更を吸収できてどれができないかが分かるからです。仕入先の値上げがあったら必ず再実行し、どの商品が静かに損益分岐点へ滑り落ちているかを確認してください。

単一の商品に依存する計画を立てる前に、集中度の数値だけでも確認する価値があります。上位五分の一のSKUが粗利益の大半を生んでいるなら、事業は売上高の数字だけが示唆する以上に、仕入先の問題や競合による一商品の値下げに対して脆弱です。これを損益分岐点計算機と組み合わせれば、目標粗利率を、固定費を実際に賄う販売数量へ変換できます。

よくある間違い

最も多い間違いは、売上高で加重せずに個々の粗利率を単純平均することです。単純平均は10個売れる商品と10,000個売れる商品を同列に扱うため、通常は結果を実際より良く見せます。必ず総貢献額を総売上高で割ってください。関連する誤りとして、粗利率と原価加算率の混同があります。原価60で価格100の商品は粗利率40パーセントですが加算率は67パーセントであり、一方を意図して他方を口にすると恒常的な値付け不足につながります。

二つ目の間違いは、固定費を単位原価に入れてしまうことです。家賃、給与、ソフトウェア費は次の1個を売っても変わらないため、これらを売上原価に含めるとあらゆる粗利率が過小評価され、健全な商品が採算ぎりぎりに見えてしまいます。三つ目は、1個あたりの粗利率だけで商品を判断することです。粗利率が高くてもほとんど売れない商品の貢献は小さく、粗利率が控えめでも数量が多い商品こそが実際に費用を賄っている場合があります。このツールが二つのランキングを示すのは、まさにそのためです。

粗利率の計算式

SKUごと:

1個あたり粗利 = 価格 - 単位原価

粗利率 % = (価格 - 単位原価) / 価格 x 100

売上高 = 価格 x 販売数量

総貢献額 = 1個あたり粗利 x 販売数量

加重粗利率 % = 合計(総貢献額) / 合計(売上高) x 100

貢献シェア % = 総貢献額 / 合計(正の総貢献額) x 100

集中度:

SKUを総貢献額の降順に並べる

上位SKU = 切り上げ(件数 x 0.2)、最低1件

集中度 % = 合計(上位SKUの総貢献額) / 合計(正の総貢献額) x 100

加重粗利率はSKUごとの率の平均ではなく売上高で重み付けされるため、数量の多い商品が薄い粗利率を抱えている場合には、個々のどの商品よりも低い値になることがあります。集中度は正の粗利益のみを母数として測るため、赤字のSKUが黒字商品に帰属するシェアを膨らませることはありません。価格がゼロの場合、意味のある粗利率は算出できないため、ゼロや無限大ではなく算出不可として表示されます。

制約と前提

この計算機が測るのは粗利、すなわち売上から商品の直接費を差し引いた額のみです。純利益については何も語りません。家賃、給与、マーケティング費、ソフトウェア費、その他あらゆる間接費はこのラインより下にあるからです。粗利率が健全な商品でも、間接費の按分を加えれば赤字になることがあります。またこのモデルは、期間全体を通じて商品ごとに単一の価格と単一の単位原価を前提とするため、値引き、販促価格、仕入先の段階的価格設定、返品、棚卸減耗、輸入品の為替変動は反映しません。生産数量ではなく販売数量で計算するため、在庫のタイミングや売れ残り在庫も無視します。結果は教育目的の概算であり、有資格の会計専門家による助言に代わるものではありません。

重要用語

粗利
販売価格から商品の直接費を差し引いた額。金額または価格に対する割合で表され、間接費を差し引く前に各販売から手元に残る額を示します。
貢献額
1個あたりの粗利に販売数量を掛けた額。ある商品が生み出す粗利益の総額であり、粗利率と同様に数量にも左右されます。
加重粗利率
全商品の総粗利益を総売上高で割った値。平均ではなく売上高で重み付けされるため、最も多く売れる商品が最も強く影響します。

代替案の比較

粗利は各販売が何を残すかを教えてくれますが、何件売る必要があるかは教えてくれません。損益分岐点計算機は限界利益を固定費を賄う数量へ変換します。粗利が分かった後に自然に生じる次の問いです。販売構成が安定した製品群であれば、複数製品の損益分岐点計算機が加重平均限界利益を全体に一度に適用します。

製品構成ではなく価格を検討しているなら、CVP目標利益計算機が利益目標から逆算して、それを達成する価格と数量の組み合わせを求めます。同じ顧客が繰り返し購入する定額課金型の事業では、1個あたりの粗利より継続率が重要であり、LTVとCACの比率計算機の方が適しています。

よくある質問

良い粗利率とはどの程度ですか。

業界によって完全に異なります。食品小売はおおむね10パーセント台前半、製造業は20から40パーセント、ソフトウェアは顧客をもう一人増やす費用がほぼゼロであるため80パーセントを超えます。有用な比較対象は自社の過去実績と直接の競合であり、業界横断のベンチマークではありません。水準以上に重要なのは方向性です。複数期にわたって低下している粗利率は、出発点がどこであれ注意信号です。

粗利率と原価加算率の違いは何ですか。

粗利率は販売価格を基準に、加算率は原価を基準に計算します。原価60で価格100の商品は粗利率40パーセントです。利益40を価格100と比べるからです。一方で加算率は約67パーセントとなります。同じ40を原価60と比べるからです。両者の混同は値付け不足の典型的な原因です。粗利率40パーセントのつもりで加算率40パーセントを適用すると、目標に届きません。

売上原価には何を含めますか。

販売1個ごとに増えるものすべてです。材料費、部品費、生産の直接労務費、梱包費、入荷運賃、決済手数料などが該当します。家賃、給与制の人件費、保険料、ソフトウェアの月額料金など数量にかかわらず一定の費用は間接費であり、粗利のラインより下に置きます。これらを単位原価に含めるとあらゆる粗利率が過小評価され、成り立つはずの商品が不採算に見えてしまいます。

なぜ加重粗利率がほとんどの商品より低いのですか。

加重が商品数ではなく売上高で行われるためです。数量の多い1商品が薄い粗利率を抱えていれば、他の複数商品が健全な粗利率を保っていてもその1商品が計算を支配します。これは意図された挙動であり、実際に販売している構成を反映した正直な数字です。加重値が意外に思えたら、貢献額ランキングを見て、どの商品が押し下げているかを特定してください。

集中度の数値は何を教えてくれますか。

貢献額順に並べた上位五分の一の商品が、粗利益のどれだけの割合を占めているかを示します。数値が高ければ事業は少数のSKUに依存しており、仕入先の問題、欠品、競合によるいずれかの値下げが不釣り合いに大きな影響を及ぼします。これは業績の指標ではなく集中リスクの指標です。高い数値が自動的に悪いわけではありませんが、それを前提に計画を立てる前に知っておくべき数字です。

スマートフォンやタブレットでこの計算機を使えますか。

はい。粗利率計算機はモバイルブラウザ上でデスクトップと同じ計算式で動作します。SKUの表は幅の狭い画面では横方向にスクロールします。ブラウザ設定で有効にしている場合、任意のローカルストレージが商品行をお使いの端末に記憶することがあります。アプリのダウンロードは不要です。

この計算機を使うとき、データはどこに保存されますか。

当社のサーバーには一切保存されません。計算はすべてブラウザ内でローカルに実行されます。任意のローカルストレージは商品名、価格、原価、数量をお使いの端末にのみ保存し、事業データをネットワーク経由で送信することはありません。

値引きや返品は含めるべきですか。

最も正確な姿を得るには、定価ではなく値引き後の平均実現価格を使ってください。大幅に値引きされた商品は、価格表が示唆するよりはるかに薄い粗利率であることが多いためです。返品はここでは表現が難しい要素です。返品率の高い商品は、売上を生まない個体についても仕入原価と多くの場合送料を負担するため、実効的な粗利率は表示より低くなります。

関連ツール

損益分岐点計算機は、限界利益を固定費の回収に必要な数量へ変換します。複数製品の損益分岐点計算機は、加重平均限界利益を製品群全体に適用します。CVP目標利益計算機は、利益目標から逆算して価格と数量を求めます。