経済的発注量計算機
年間需要と単位コストから、連続値のEOQ、年間の平均発注回数、発注と保管の関連年間コストを計算します。
計算の仕組み
年間需要量、1回の発注に追加でかかるコスト、1単位を保管する年間コストを入力します。需要は単位数/年です。2つのコストは同じ通貨を使い、保管コストは1単位あたり/年です。
EOQの式は年間発注コストと循環在庫の年間保管コストの均衡を求めます。最小点では2つの項目が等しくなります。年間需要をEOQで割り、長期平均の年間発注回数も表示します。
結果は連続値の数学的な数量です。年間発注回数は長期平均なので小数になる場合があります。合計は関連する年間発注コストと保管コストであり、総支出や利益ではありません。
連続値の数量を、実際に選べる梱包単位や仕入先の最低数量と比較してください。制約がある場合は、実行可能な数量ごとに発注と保管のコストを別途計算します。納期、安全在庫、容量、割引は個別に検討してください。
手順
- 年間需要を単位数/年で入力します。
- 発注コストと1単位あたりの年間保管コストを同じ通貨で入力します。
- 連続値のEOQ、平均発注頻度、2つの年間コストを確認します。
計算例
年間需要を10,000個、1回の発注コストを40 USD、1個あたりの年間保管コストを5 USDと入力します。連続値のEOQは400個、年間の平均発注回数は25回です。
年間発注コストは1,000 USD、年間保管コストも1,000 USDで、関連年間コストは合計2,000 USDです。計算機のテストは同じ3つの入力でこの結果を確認しています。
この計算機を使う場面
需要が繰り返し発生し、年間需要とコストを一貫した単位で見積もれる場合に、EOQを初期のロット量推定として使います。
その後、連続値の数量を実務上の注文制約と比較します。必要に応じて発注時期、安全在庫、容量、数量割引を別途分析してください。
よくある入力ミス
需要と保管コストを同じ年間基準にそろえます。月間需要と年間保管コストを組み合わせないでください。単位数/年、1回の発注コスト、1単位あたり/年の保管コストを入力します。
保管率は1単位あたりの保管コストではありません。入力前に1単位あたりの年間金額へ換算してください。2つのコストは同じ通貨を使い、換算は行いません。
計算式と単位
Q* = √(2 × D × S ÷ H)
年間発注回数 = D ÷ Q*
年間発注コスト = (D ÷ Q*) × S
年間保管コスト = (Q* ÷ 2) × H
関連年間コスト = 年間発注コスト + 年間保管コスト
Dは年間需要(単位数/年)、Sは1回の発注コスト、Hは1単位あたりの年間保管コストです。連続値の発注量と長期平均の発注頻度をそのまま表示し、発注回数や梱包単位には丸めません。
前提と制限
基本モデルは既知で一定の需要、一定の発注と保管コスト、即時の全量補充、欠品なしを仮定します。単価が一定の場合、合計に購入費用は含まれません。納期、安全在庫、割引、保管容量、劣化、変動費も対象外です。連続値の数量と小数の頻度はモデルの結果であり、実際の発注計画ではありません。前提が合わない場合は別のモデルを使ってください。
用語
- 経済的発注量
- 基本的なEOQの前提で、年間発注コストと保管コストを最小にする連続値のロット量です。
- 年間発注回数
- 年間需要をEOQで割った値です。特定の年の整数の注文数ではなく、長期平均として解釈します。
- 関連年間在庫コスト
- 平均的な循環在庫を発注し保管する年間コストです。単価が一定の場合、購入費用は含まれません。
他の計画手順との比較
EOQは需要が一定のモデルでロット量を推定します。発注点はいつ注文するかを求め、納期や安全在庫を含める場合があります。これらは別の計算で、このページの結果には含まれません。
注文量で単価が変わる場合は、発注と保管コストに購入費も加え、実際に選べる数量を比較してください。EOQは数量割引、欠品リスク、保管容量を評価しません。
よくある質問
EOQは何を計算しますか?
経済的発注量は、基本モデルで年間発注コストと年間保管コストの合計を最小にするロット量です。小ロットは注文回数が増えますが平均在庫を減らします。大ロットは注文回数を減らす一方、平均在庫を増やします。EOQは入力値に対する数学的な均衡を求めるもので、購入計画や利益予測ではありません。
EOQの式はどのように働きますか?
式は年間需要に発注コストを掛けて2倍し、1単位あたりの年間保管コストで割った値の平方根です。最適点では2つの年間コストが等しくなります。その合計が表示される関連年間コストです。単価が数量によって変わらない場合、購入費用は含まれません。
年間発注回数が小数になるのはなぜですか?
年間発注回数は年間需要を連続値のEOQで割った値です。特定の1年間に実際に発生する注文数ではなく、長期平均の頻度なので小数になることがあります。実際の注文には整数の梱包単位、最低数量、仕入先の納入予定が必要な場合がありますが、この計算機では扱いません。
入力単位は何ですか?
需要は単位数/年、発注コストは選択された通貨、保管コストは同じ通貨で1単位あたり/年として入力します。年間の時間基準と単位をそろえてください。保管率しか分からない場合は、入力前に1単位あたりの年間金額へ換算します。
この計算の前提は何ですか?
基本モデルは、既知で一定の需要とコスト、即時補充、欠品なしを仮定します。納期、安全在庫、数量割引、容量制限、変動する単価は扱いません。これらの条件によって、実務上の発注量は連続値のEOQと異なる場合があります。
関連ツール
納期が重要な場合は、別途発注点を計算して注文時期を推定します。Cash Conversion Cycleは在庫を運転資本全体の中で捉えるのに役立ちます。どちらもここで使うEOQの前提を変えるものではありません。