月次費用カバー計算機
月次の粗利益貢献で固定費をカバーするユーザー相当数と期間を推定します。
金額はすべてJPYです。通貨換算は行いません。
月次推定の仕組み
月間固定費、月次ARPU、粗利益率、現在の有料ユーザー数、毎月の新規ユーザー数の仮定を入力します。固定費をカバーするユーザー相当数と月間売上を推定します。
ユーザー1人あたり月次貢献額はARPUに粗利益率を掛けた値です。粗利益率は、固定費を除外し、すべての変動費を差し引いた後の割合として扱います。連続値のユーザー相当数は固定費を貢献額で割ります。損益分岐の月間売上は固定費を粗利益率で割ります。
期間は現在のユーザー数から目標相当数までの差を、毎月の新規ユーザー数の仮定で割って求めます。ユーザー1人あたり費用は固定費を現在のユーザー数で割ります。進捗は両者を比較し、100%を上限とします。
期間の推定は均等な増加と解約なしを仮定します。連続値のシナリオなので、ユーザー相当数と月数は小数になることがあります。登録時期や請求日、入金日はモデル化しません。
手順
- 月間固定費、ARPU、粗利益率を入力します。
- 現在のユーザー数と毎月の新規ユーザー数を入力します。
- 連続値の目標、月間売上、期間、進捗を確認します。
計算例
入力例:月間固定費6,000 JPY、月次ARPU 100 JPY、粗利益率80%、現在の有料ユーザー50人、毎月の新規ユーザー10人と仮定します。
連続値の損益分岐ユーザー相当数は75人、必要な月間売上は7,500 JPYです。現在のユーザー1人あたり固定費は120 JPYです。毎月10人が均等に増えると仮定した場合、2.5か月で相当数に達します。現在の進捗は66.67%です。
この計算機を使う場面
ARPUと粗利益率の前提を使い、固定費をカバーする有料ユーザー相当数と月間売上を推定します。
ユーザー増加が均等で解約がない簡易な月次シナリオに使います。実際の請求、費用、入金記録は別途確認してください。
よくある入力ミス
粗利益率ですでに差し引いている変動費を固定費にも加えないでください。同じ費用を二重に数えることになります。同じ事業、同じ期間の月次ARPUと粗利益率を使います。
連続値のユーザー相当数や期間を切り上げて、モデルの結果として扱わないでください。実際の登録、解約、請求、入金は均等な月次仮定と異なる場合があります。
月次費用カバーの式
ユーザー1人あたり月次貢献額 = ARPU × (粗利益率 ÷ 100)
連続値の損益分岐ユーザー相当数 = 月間固定費 ÷ ユーザー1人あたり月次貢献額
損益分岐に必要な月間売上 = 月間固定費 ÷ (粗利益率 ÷ 100)
目標までの月数 = max(0, ユーザー相当数 − 現在のユーザー数) ÷ 毎月の新規ユーザー数
現在のユーザー1人あたり固定費 = 月間固定費 ÷ 現在のユーザー数
進捗 = min(100%, 現在のユーザー数 ÷ ユーザー相当数 × 100%)
月間固定費は変動費とは分けて入力します。粗利益率を貢献率の代用にできるのは、すべての変動費を差し引き、別途入力する固定費を除外した場合だけです。ARPUは有料ユーザー1人あたりの月間売上です。ユーザー相当数と期間は小数になり、切り上げません。ユーザー増加は均等で、解約はないと仮定します。現在のユーザー数が目標に達していれば、新規増加がなくても期間は0です。差が正で増加がなければ到達不能です。分母が0の場合、影響する結果だけが表示されません。進捗は100%を上限とし、固定費が0の場合は分母が定義できません。
範囲と制限
これは月次費用カバーの簡易シナリオであり、事業全体の予測ではありません。固定費は変動費と分けて入力します。粗利益率を貢献率の代用にできるのは、すべての変動費を差し引き、固定費を除外した場合だけです。月次ARPUと粗利益率は一定で、ユーザー増加は均等、解約はないと仮定します。ユーザー相当数と期間は整数に切り上げません。税金、資金調達、未入力の間接費、価格や費用の変化、顧客コホート、請求の遅れ、入金時期は含みません。進捗は100%が上限です。固定費0では進捗の分母が定義できません。有限数として表せない値は表示されません。
用語
- ユーザー平均売上、ARPU
- 有料ユーザー1人あたりの月間売上です。粗利益率を掛けて月間固定費への貢献額を推定します。
- 粗利益率
- 売上に対する粗利益の割合です。貢献率の代用にできるのは、すべての変動費を差し引き、固定費を除外した場合だけです。
- 損益分岐ユーザー相当数
- 推定月次粗利益貢献額が入力した固定費に等しくなるユーザーの連続値相当数です。必要人数を整数に丸めた値ではありません。
関連する分析
Burn Rate Runwayは、指定した純支出率で現金残高が何か月持つかを推定します。Gross Margin Calculatorは売上、売上原価、粗利益を分けて確認します。これらは月次費用のカバーを扱うこの計算とは異なる問いに答えます。
このツールは連続値のユーザー相当数と簡単な期間を計算します。入金を予測するものでも、完全な損益計算書の代わりでもありません。
よくある質問
月間費用をカバーするには何人必要ですか?
目標値は月間固定費をユーザー1人あたり月次貢献額で割って求めます。ARPUが100 JPY、粗利益率が80%なら、1人あたり80 JPYを貢献します。そのため、固定費6,000 JPYは75人に相当します。これは連続値の相当数であり、整数に丸めた必要人数ではありません。
目標までの期間はどのように計算しますか?
目標ユーザー相当数と現在のユーザー数との差が正なら、その差を毎月の新規有料ユーザー数の仮定で割ります。増加を均等と仮定するため、期間は小数になることがあります。目標達成済みなら期間は0です。差が正で新規増加が0なら到達不能となり、数値の期間は表示されません。
現在のユーザー1人あたり費用とは何ですか?
月間固定費を現在の有料ユーザー数で割った値です。固定費の平均配賦であり、ユーザーを1人増やす限界費用ではありません。現在のユーザー数が0の場合は表示できません。
月間費用欄には何を含めますか?
月内に一定の固定費を入力してください。変動費はこの欄に含めません。ARPUは有料ユーザー1人あたりの月間売上です。粗利益率を貢献率の代用にできるのは、すべての変動費を差し引き、別途入力する固定費を含めない場合だけです。
期間の推定では何を仮定しますか?
毎月のユーザー増加は均等で、解約はないと仮定します。顧客コホート、請求の遅れ、獲得ペースの変化、入金時期はモデル化しません。小数の月数は連続的な推定であり、暦上の日付ではありません。
関連ツール
Burn Rate Runwayは現金残高と純支出のシナリオに使えます。Gross Margin Calculatorは売上、売上原価、粗利益を確認します。