トレイナー比率計算機
同じ期間のポートフォリオ収益率と無リスク金利を使い、ベータ1単位あたりの超過収益を計算します。
計算の仕組み
ポートフォリオ収益率と無リスク金利を、同じ測定期間のパーセントで入力します。ポートフォリオについて、特定した市場ベンチマークに対して適切な期間で推定したベータも入力します。
計算機はポートフォリオ収益率から無リスク金利を引き、その超過収益をベータで割ります。収益率の時系列からベータを推定したり、入力を共通の期間に調整したりはしません。
正のベータには3つの参考用数値範囲のいずれかを表示します。負のベータでは数式どおりの符号を保ちますが、正のベータ向けの単純な区分を同じように適用できないため、範囲は表示しません。
手順
- 同じ期間のポートフォリオ収益率と無リスク金利を入力します。
- その期間についてベンチマークに対して推定したベータを入力します。
- 符号付きの比率、単位、限定的な数値区分を確認します。
計算例
ポートフォリオ収益率が12パーセント、同じ期間の無リスク金利が4パーセント、ベンチマークに対するベータが1.1だとします。超過収益は8パーセントポイントです。
8を1.1で割ると、ベータ1単位あたり7.2727パーセントポイントになります。計算機では参考用の5以上10未満の区間に入ります。この結果だけでポートフォリオの適合性や将来の優劣が決まるわけではありません。
この計算機を使う場面
同じ期間の収益率、無リスク金利、ベンチマークベータがある場合に、ベータ1単位あたりの超過収益の計算を確認できます。
結果を解釈または比較する前に、ベンチマーク、測定期間、ベータで捉えられないリスクを確認してください。
よくある入力ミス
12パーセントには12を入力し、0.12とは入力しないでください。年率と月率を混ぜず、ポートフォリオ収益率と無リスク金利には同じ測定期間の値を使ってください。
ベンチマークやベータの期間が異なる結果を、入力条件が同じかのように比較しないでください。数値範囲のラベルは助言でも総リスクの尺度でもありません。
計算式と単位
トレイナー比率 = (Rp − Rf) ÷ β
RpとRfはパーセントで入力するため、12は12パーセントを意味します。結果は年率換算せず、ベータ1単位あたりのパーセントポイントで示します。ポートフォリオ収益率と無リスク金利には同じ期間の値を使い、その期間について同じベンチマークに対して推定したベータを使ってください。ベータはゼロ以外である必要があります。表示する範囲は正のベータに対する参考用の数値区間であり、ポートフォリオの評価や判断基準ではありません。
対象範囲と制限
この計算機は手入力の3つの値を使い、出典、期間の整合性、ベンチマーク、ベータの算出方法を検証しません。過去の収益率からベータを計算せず、結果を年率換算せず、手数料や税金を含めず、将来の成績を推定しません。
用語
- ポートフォリオ収益率
- 測定期間について入力されたポートフォリオの収益率です。この計算機は取得も検証もしません。
- 無リスク金利
- ポートフォリオ収益率と同じ測定期間について入力する基準金利です。
- ベータ
- 指定したベンチマークに対するポートフォリオ収益率の変動を測る指標です。ベンチマークに関連する系統的リスクを捉えますが、総リスクは表しません。
関連指標との比較
シャープレシオは総収益変動性の指標である標準偏差で超過収益を割ります。トレイナー比率はベータを使うため、両者は異なるリスクの問いに答えます。
ポートフォリオベータのツールで、ベータの前提を別途確認できます。ただし、ここで入力した収益率とベータが適切な共通のベンチマークや期間を使うかは検証しません。
よくある質問
トレイナー比率では何を計算しますか?
ポートフォリオ収益率から無リスク金利を引き、ポートフォリオのベータで割ります。ベータで測るベンチマーク関連リスク1単位あたりの超過収益を示します。総変動性やポートフォリオのあらゆるリスクを表すものではありません。
入力値は同じ期間のものにする必要がありますか?
はい。ポートフォリオ収益率と無リスク金利は同じ期間を対象とし、ベータも同じベンチマークに対して対応する測定期間で推定してください。計算機は値を換算したり年率化したりしません。
結果の単位は何ですか?
収益率をパーセントで入力すると、結果はベータ1単位あたりのパーセントポイントになります。たとえば12は12パーセントであり、0.12ではありません。ベータ自体に単位はありません。
ベータがゼロだと結果を表示できないのはなぜですか?
ベータが分母なので、ゼロで割る計算は定義できません。ベータがゼロに近いと、計算結果が有限でも小さな入力差に大きく左右されることがあります。
負のベータの結果はどう読めばよいですか?
計算機は符号付きの算術結果を保ち、負のベータには数値範囲を付けません。負のベータをリスク評価や、ポートフォリオがリスクを相殺する証拠として扱わないでください。ポートフォリオとベンチマークの状況を別途確認してください。
関連ツール
シャープレシオとソルティノレシオで収益変動を確認するか、ポートフォリオベータをベンチマーク感応度の別指標として確認してください。