FCF利回り比較
通貨、桁単位、会計期間をそろえ、手動入力したレバードFCFの比率を企業間で比較します。
計算の仕組み
各企業について銘柄コード、レバードFCF、時価総額、企業価値、利益を入力します。数値は手動入力で、自動取得ではありません。各行の通貨、桁単位、会計期間をそろえてください。
株主資本に対するFCF利回り、レバードFCFの企業価値比、時価総額対FCF倍率、利益利回り、FCF転換率を計算し、利回りの高い順に並べます。入力を始めた行には必須項目すべてと重複しない銘柄コードが必要です。
結果は比較比率として使います。企業価値比ではレバードFCFを分子に使い、株主資本利回りでは時価総額を分母に使います。どちらも企業価値の推定や将来キャッシュフローの予測ではありません。
企業ごとにキャッシュフローの定義と会計期間を確認してください。営業キャッシュフローから設備投資を引く方法では、FCFE全体の把握に必要な純借入が反映されないことがあります。
手順
- 企業ごとの財務数値と市場価値を入力します。
- 各行の通貨、桁単位、期間、キャッシュフロー定義をそろえます。
- 計算された比率と固定の参考範囲を確認します。
計算例
レバードFCFを120、時価総額を1,500、企業価値を1,800、利益を100として入力します。4つの値は通貨、桁単位、会計期間をそろえてください。
結果は株主資本に対するFCF利回り8%、時価総額対FCF倍率12.5倍、利益利回り6.67%、レバードFCFの企業価値比6.67%、FCF転換率120%です。高い範囲は8%を超える場合なので、8%は中間の範囲になります。
この画面を使う場面
期間、単位、定義が一致する場合に、入力したキャッシュフローと市場価値を比較するために使います。
すべての資本提供者に対する利回りにはFCFFと企業価値を使います。この画面で株主利回りを求めるにはレバードFCFと時価総額を使います。
よくある入力ミス
千や百万単位の値と通貨単位そのままの値を混ぜないでください。桁単位の違いですべての比率と倍率が変わります。
異なる会計期間の行を比較したり、季節性のある四半期を通年の値として扱ったりしないでください。比較前に期間と定義をそろえてください。
計算式と単位
株主資本に対するFCF利回り = レバードFCF ÷ 時価総額 × 100
レバードFCFの企業価値比 = 同じレバードFCF ÷ 企業価値 × 100
時価総額対FCF倍率 = 時価総額 ÷ FCF。ただしFCF > 0
利益利回り = 利益 ÷ 時価総額 × 100
FCF転換率 = FCF ÷ 利益 × 100。ただし利益 ≠ 0
各行の通貨、桁単位、会計期間をそろえてください。時価総額と企業価値は正の値が必要です。FCFがゼロ以下の場合、倍率は表示されません。利益がゼロの場合、転換率は計算できません。利益がマイナスだと比率もマイナスになることがあります。
前提と制限
この画面は1つの会計期間について手動入力された値を比較します。FCFの定義は提供元によって異なり、営業キャッシュフローから設備投資を差し引く方法ではFCFE全体に必要な純借入が抜ける場合があります。企業価値比は同じレバードFCFを分子に使うため、非レバード利回りではありません。固定利回り範囲は参考用の並べ替えラベルです。財務諸表の取得や定義の調整、通貨換算、将来キャッシュフローの予測、公正価値の判定は行いません。
用語
- レバード・フリーキャッシュフロー
- 入力された定義に基づき、営業費用、利息、投資後に株主へ帰属するキャッシュフローの指標です。
- 参考利回り範囲
- 固定ラベルは8%超が高、4%超から8%までが中、4%以下が低です。並べ替え用であり、価値や質を評価しません。
- レバードFCFの企業価値比
- 入力された同じレバードFCFを企業価値で割ります。分子がFCFFではないため、非レバード利回りではありません。
関連する方法との比較
割引キャッシュフロー法は予測値から価値を推定します。この画面では入力したキャッシュフローを、現在の株主資本価値や企業価値と比較します。異なる問いに答える方法です。
利益とキャッシュフローの比率は異なる会計指標を使います。企業を比較する前に対象期間と定義を確認してください。
よくある質問
この画面ではどのFCFを使いますか?
この画面では入力されたレバードFCFを使います。営業キャッシュフローから設備投資を差し引く方法はよく使われますが、純借入も考慮した株主向け資金を完全には表しません。対象期間と比較目的に合った定義を使ってください。
FCFを企業価値で割ると非レバード利回りになりますか?
いいえ。企業価値比は同じレバードFCFを企業価値で割ります。分子を企業全体に帰属するFCFへ調整していません。単純な比較比率であり、非レバード利回りではありません。
利回りの範囲はどう読めばよいですか?
固定範囲は8%超が高、4%超から8%までが中、4%以下が低です。株主資本に対するFCF利回りの高い順に並べます。これらは参考用の分類であり、割安、高値、企業の質を自動判定するものではありません。
FCF倍率は何を示しますか?
FCF倍率は時価総額をプラスのFCFで割った値です。12.5なら時価総額が入力期間のFCFの12.5倍という意味です。投資回収年数の予測ではありません。FCFがゼロ以下の場合は表示されません。
企業を一貫した条件で比較するには?
各行で会計期間、通貨、桁単位、キャッシュフローの定義をそろえてください。このツールは財務諸表を取得せず、定義の差を調整せず、通貨換算もしません。利益やキャッシュフローがマイナスだと解釈が難しくなります。比率の符号は両方の入力で決まり、企業の質を示す点数ではありません。
関連ツール
割引キャッシュフロー法で予測を検討し、Altman Z Scoreで別途財務困難を確認し、利益ベースの指標で会計面を比較できます。